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――……何でだろ……温かくて……すっげぇいい歌なのに………せつなくて……悲しくなる……――
「ミシッ…ミシッ…」
『えっ? !?』
「バキッ!!」
『うわぁぁぁぁぁ!!』
クロムが乗っていた枝が折れ、クロムは落ちた
『ってぇ……』
『誰っ!!』
天使の女の子は歌を止め振り向いた
『……悪魔……』
『……いや…俺…別に………って…ん?』
クロムは立ち上がり天使の女の子の元へ走って行った
『ああっ!!やっぱり!!』
クロムは興奮したように叫びだした
天使の女の子はびっくりした様子でいる
『光りが逆反射してたからよく分かんなかったけど、あんたの髪、銀髪じゃん!!瞳も灰色!!天使って普通金髪に碧瞳じゃないの?』
クロムはじっと髪や瞳を見ながら言った
『……クスッ…あはは。あなたおもしろいね』
天使の女の子は満面の笑みを浮かべて言った
クロムはなんだか自分も嬉しくなり、ニッと笑った
『私を狩ろうとしないの?私一応天使なのに』
天使の女の子は笑いながらクロムに聞く
『え?あっうん』
『どうして?』
『別に興味ないからさ』
クロムは天使の女の子に背を向け、言った
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