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あの日の想い出と
今日の想い出と
どちらが先かわからない
どんどん遠ざかって行く想い出が
曖昧すぎるし
今日の想い出も
曖昧に感じる
となりで聞こえる寝息が
あの日の物とは
別なことも確かなのに
区別がつかない
最近
どんどん物覚えが悪くなる
あっと言う間にすぎる
毎日について行けずに
カレンダーを眺めては
ため息をつく
夢は夢のままで過ぎて行き
年をとってる
希は
何も知らずに
寝息をたててる
私の
とてつもない不安を
掻き立てるように
時折 大きく寝息をたてる
色々なことをこなしきれずに
一日が過ぎてる
散らかしたままの部屋や
読み書けたままの小説や
毎日 何かに追いつかれるのを怯えて
逃げている
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