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洋館は入ってすぐに大きな広間になっていて、3階まで吹き抜けになっている。天井には大きなシャンデリアがぶらさがっている。目の前には2階に通じる階段がある。シャンデリア以外は殺風景とゆう印象だ。
広間の左右にはそれぞれドアが2つずつあり、俺は左側の手前の部屋えと通された。その部屋の真ん中にはテ―ブルが1つあり、テ―ブルを挟みソファ―が2つある。部屋の奥には暖炉があり壁には絵画が飾られていた。
「少々ここでお待ちください。お飲み物はコ―ヒ―と紅茶どちらがよろしいでしょうか?」
「ではコ―ヒ―を。」
「かしこまりました。どうぞおくつろぎになってお待ちください。」
そう言うと老人は部屋をあとにした。
ソファ―に腰を下ろし部屋をグルっと見渡してみる。
この部屋のドアに[光の間]と書かれている。確かにこの部屋は窓も多く光が綺麗に差し込んでいる。
コンコン。ドアをノックする音だ。
「どうぞ」
「失礼いたします」
老人が慣れた手付でコ―ヒ―を俺の前にスッとだすと、テ―ブルの横に立ち少しの沈黙のあとに語り始めた。
「実は…大変もうしあげにくいのですが…この洋館の主人である古口 雄一郎は2年前に他界しているのです。ですから香野様に届いたお手紙とゆうのはもしかしたらタチの悪いイタズラとゆう可能性もあるかと。」
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