それぞれの天

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それぞれの天

答えは「無い…」、だけど「終わり」が怖い。それが「当然」だと、慰めてくれるだろう。 塞がれた傷。 風の無い天、届かないたった一粒の屑。朝の無い天、途切れいく腹の中の蠢く…… 頻りに呼ぶ、だけど「答え」を求めない。 求めないモノ。 ココをかち割って、解らない価値に溺れてごらん。夜の無い天、押し潰す腹の虫けらに薬。 枯葉が一枚落ちるだけの事。
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