犠牲者と転校生

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そうだ、友達が1人死んだんだ。 皆恐れて誰も喋ろうとはしない。 「席は…よしっ!紅月 疾風の隣だ。」 (俺の隣かよ💧) 桐生 沙耶はたぶん俺の苦手なタイプだ💧 「あの…こうづき はやてってどなたなんでしょうか…?」 桐生は、少し困ったように言った。 俺は、ため息を一つすると立って、 「俺が紅月 疾風だ。」 と一応言っておいた。担任の口の悪さは結構有名らしいし…。 桐生は、こっちに歩き出した。歩くたびに彼女の長い髪は左右に揺れた。 そして、席に着くと 「ありがとう。改めてよろしくお願いします。紅月くん。」 と言い座った。俺も座った。 …………。 やはり、誰も話さない。 こうして、また1日が終わった。 夜中二階廊下 管理人は、いつもより小走りに各階を回っていた。 すると………… 指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ーます🎵指きった🎵 歌が、聞こえてきた。 管理人は、猛スピードで帰っていった。 クスクス…。 と真夜中の学校に、女の子の笑い声が響いた。
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