fourth call

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「おまたせ」 美咲は膝を抱えて座っていた。 「もういいんですか?」 「それはこっちの台詞だがな」 だいぶ調子を取り戻したようだな。 良かった良かった。 「その……すみません……」 美咲は三日くらい水をあげていない鉢植えみたいになった。 「どうした?」 「ご迷惑をかけちゃったみたいで……」 なんだ。 そんなことを気にしていたのか。 「いいさ。気絶しなかっただけでも大したもんだ。立てるか?」 「は、はい!」 俺は美咲の手を引っ張った。 「んじゃ、早く帰りましょうか」 「あ!ちょっと待ってください!」 おや? まだ何かあるのか? 「最後に一つ、寄りたい所があるんです。いいですか?」 別に構わないが……。 「ありがとうございます。こっちです!」 今度は美咲が俺の手を引っ張った。
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