sixth call

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「ゆうひはん、はひはほうほはひはふ」 「……食ってから喋れ」 多分、「悠二さん、ありがとうございます」と言ったんだろうな。 しかしたこ焼き頬張りながらでは行儀悪いったらありゃしない。 「はふ、はふ。おいひいへふ」 「だから食ってから喋れって」 ほくほく顔の美咲。 ホント、美味そうに食べるよなぁ。そこらの料理リポーターよりよっぽど美味しさを表現出来ていると思う。 ……食う速さは尋常じゃないけど。 「お一ついかがですか?」 美咲はたこ焼きを爪楊枝に刺し、ついと俺に差し出した。 「いや、俺はいいよ」 美咲の気持ちいいくらいの食いっぷりを見ているだけで、俺の腹は一杯になる。 しかしなぁ、五分と経たないうちに十パック平らげるのはどうかと思うぞ?健康にも悪いし。 「そうですか?それじゃあ遠慮なく」 俺がそんなことを考えているとはつゆ知らず、美咲は最後のたこ焼きを口に放り込んだ。そしてもぐもぐと味わうように噛み、ごくりと飲み込んだ。 「大変おいしゅうございました!」 ニコニコ顔で手を合わせる。 くそ、いちいち可愛いなぁ。 「次は綿飴いいですか?」 ……まだ食うの?
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