seventh call

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何にせよ死なずに済んだ訳だ。今回は沙里奈に感謝しなきゃならん。 「世話かけたな」 「ま、私としてはあのまま見送ってもよかったんだがな」 冗談言うな。 俺にはまだまだやりたいことが沢山あるんだ。 今度は俺が成仏出来ずに現世に送られることになるぞ。 「ごめんなさい……」 ますます縮こまる美咲。 いやまぁ……助かった訳だし?今回のことは水に流そうぜ? 「そういえば、美咲は成仏出来るのか?」 結果的に未練を残すことになっちまったが、最後のだけはどうにもならん。 成仏出来なかったら、責任は俺にあるってことになるのか? 「特例が適用されるように根回しをしておいた。私の権限を持ってすればそれくらいのことは容易い」 「そうか……」 めでたしめでたしってか。 「そんなに心配なら、お前がついていって美咲の望みを叶えてやればいいだろう?」 一度終わった話を蒸し返すなっての。 何を怒っている? 「別に、怒ってなどいない」 沙里奈はぷいと横を向いてしまった。 訳が分からん……。
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