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マク・アヌは今日も賑わっていた。
多くのPC達がプレイしている。
その中でひときわ目立つ不機嫌オーラを放ちながら街中をずかずかと歩くのが、この物語の主人公の零(ぜろ)である。
道行くPCはそんな彼(?)に声を掛ける訳でなく、珍しいものを見る様な目で彼を見ていた。
「 ぉ兄さん?これから私達とエリアぃきませんかァ?><」
見えないのかこの不機嫌オーラが!!!
話しかけるなと喝を入れようとしたがチキンだから言えない。
「あ あのちょっと;」
「超カッコぃぃね☆ゥチらとあそばなぃ?」
「名前零君ってゅぅんだぁw」
「歳ぃくつ?」
もうウザすぎる(^ω^#)
そろそろキレてやろうかと思ったその時
「お姉さん達w
そいつ、女ですよー」
と、脳天気な声をだしたのは黒いマトリッ◯ス的なコートを着た青年。
「ハァ!?マヂでぇ!?」
「早く行こ行こっ」
彼のひと声で女PC達は去っていった。
「グローリ…別にこんなのいつも慣れてるって」
「そんな事言って零かなり困ってたじゃんw」
「そりゃあんなのに絡まれたら誰でも困るよ」
「アハハwそりゃそーだw」
「で、なんでここがわかったの?」
「それはな…」
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