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「?」
何をしてるのかと思い俺はせっちゃんに近づいてみた。せっちゃんは何かをいじっていた。
それは細長くて緑色で先端に火をつけると煙を上げて燃える…。独特の匂いがする…そう。
「∑(゚∀゚;)ぅええ!?線香!??」
「そうだよ零…。驚いた?」
「ああ…;顔文字出る程驚いた。つーかそんなアイテムがある事に一番驚いた」
「そうか…でもこれくらいした方がいいだろう?」
「……」
せっちゃんは静かに言い、手を合わせた。
俺もした方がいいのか?
…ていうかさ
「あのー…せっちゃん…自分のピンチわかってます?」
「……え」
「あそこに死んでない方もいらっしゃいますけど」
「えええ!?」
俺は結構なんでもない様に言った。
でも実際この上ないピンチだったんだ。
俺らが呑気に話している間に、倒し損ねていたPKが(それも呪療士)回復魔法をかけていたらしい。
山積みのPK達が徐々に復活しはじめた。
「テメェらよくもやりやがったな!!」
「線香なんか添えやがってふざけてんのかあ!?」
「あーそれしたのこの人w」
「ちょw零!??」
とにかく…
「逃げろ!!!」
その場からダッシュで逃げましたw
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