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着いた場所は草原エリア。誰もいないようだ。
「さぁそれでは早速行こうぜw」
「わかったよ…」
あー…面倒だなぁ…
「零はなんでそんなにやる気ないんだよ?」
「んーと…最近あの方に会ってないから」
「あの方?」
グローリは首をかしげる。
私は空を見上げた。
「あの方はいつも輝いていて素晴らしい方なんだw
太陽のような方で私に希望の光を与えてくれる」
「へー…んじゃその方は零にとっての憧れな訳か」
「うん」
「(零…宗教でも入ってるのかお前は…)
まぁ、憧れを抱く事は悪い事じゃねぇよ」
「うん。あっ…」
「ん?どうした?」
「あそこにPKの姿が!!」
私は遥か前方を指指した。
そこにはバトルエリアが広がっていて、中からは人の叫び声が聞こえる。
「行かねぇとな!!」
「うん(あの方に会えるかも)」
そんな期待を膨らませながら私達はバトルエリアに飛び込んだ。
「どりゃあああっ!!」
「うがあああっ!!」
みたいな叫び声を上げ中を見る。
そこにはやはり、怖がって立つことが出来なくなっている様子のPCとその前に仁王立ちしているPKらしき者がいた。
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