3人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「圭?」
聞き慣れた、懐かしい声。
早紀がいた。
少し髪が伸びた事以外、何も変わっていない。
「久しぶり」
驚いているわりに、僕は滑らかに喋れた。
「元気だった?」
早紀は変わらない笑顔を向けてくれる。
少し安心した。
「仕事は順調?」
「あ、今結構大きな仕事任されてるよ」
早紀は色々な事を話してくれた。
上の人から認められて仕事が増えた事。
忙しいけど充実した毎日が楽しい事。
最近観た映画の事。
相変わらず仕事の話になると饒舌になるね。
君が楽しそうで何よりだよ。
最初のコメントを投稿しよう!