~始まりも終わりも~

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4月27日 俺と大吾と鷹と隆太は久しぶりに顔を合わせた 常に〈裟那滝連合〉の集会場所であった北中近くの土手 俺は鷹と隆太との気まずい空気を感じながら話を始めた 俺「全員一致でいいか?」 雑談をすることのない俺らには響く声だった 「‥‥‥」 俺の問いに誰も口を開くことはなかった 鷹は強く唇を噛みしめ、隆太は拳を固く握り、大吾は目をつぶって腕を組んでいた ──暗黙 の了解── とでも言おうか それとも ──苦渋の決断── とでも? どちらにしろ反対意見をだす者はなく、答えがでた 俺「‥‥‥よし、わかった。これで今日は解散だ。“解散式”は明日でいいな?」 「‥‥‥‥」 また声はなかった
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