One Last Wish.

ジャンクション

アルテマウェポン。

ウェポンという名前がついていることから、それが兵器であることは明白です。
少なくとも何者かによって創られた存在だという可能性がある。

アルテマウェポンからドローできるのは、エデンと呼ばれるG.F.です。

その二つの存在の関係こそが、G.F.の本当の力を意味しています。

アルティミシアの"私がグリーヴァにジャンクションしよう"という言葉。
プレイヤーにとってみたら"ジャンクションする"とは、G.F.や魔法をセットするという意味。
ですがアルティミシアは"私がジャンクションする"と言っているのです。

つまり"ジャンクションする"とは、介入する側(イフリートやシヴァ側)からの言葉なのです。

"SeeDがG.F.をジャンクションする"のではなく…
"G.F.がSeeDにジャンクションする"。

エデンがアルテマウェポンにそうしていたようにです。
つまりアルテマウェポンは、G.F.の持つ力を最大限にまで引き出す為の器であるに過ぎない。
その為に創られ、そこにエデンを住まわせた。

そして人間もまた、器でしかない。
記憶障害は進行し、やがて意識はG.F.に飲み込まれ、ただの容器となる。
その容器の完全に近い形が、アルテマウェポンなのではないかと。

そしてまた、アルティミシアも自らが創り出したグリーヴァを器としてジャンクションすることで本当の力を発揮するのです。