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たったひとつの奇跡
スコールの運命、実に散々なものだと思います。
幼少の頃に家族と生き別れたのが不幸の始まり。
エンディングでスコールが過去のイデアの家に行ってしまい、イデアは未来の魔女を倒すのがスコールだということを知ってしまいます。
魔女の力を受け取ったイデアは、自分を含めた魔女を倒すという未来からの宿命に従い、スコールをSeeDに育てます。
ガーデンそのものが、スコールの為だけに存在していたと言っても過言ではないでしょう。
イデアからそれを聞き、焦ったシド学園長は、とんでもない相手に資金の相談をすることになるんですが(笑)
全てはイデアとシドが仕組んだことであり、幼なじみのゼルやセルフィ、キスティスらとチームを組ませたり、バトル計をあげたり、魔法のランプをあげたり、あからさまな特別扱いにも頷けます。
ですがシドは、未来の魔女アルティミシアがリノアであることは当然知らなかったでしょう。
未来からの介入により、スコールの運命は全て仕組まれたものになってしまった。
だが、その中で唯一、偶然と呼べるもの。
そして全てが始まったきっかけは、リノアと出会ってしまったこと。
リノアと出会えたこと。
スコールにとっては、たったひとつの偶然であり、奇跡だったのではないでしょうか。
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