アルティミシアの真実

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アルティミシア城に関しても、気になるところがちらほら。 まず、その場所。 イデアの家に巨大な鎖で繋がれていました。 まるで、そこを絶対に離れる訳にはいかないというようにです。 リノアでない誰かがそんなことをする理由を探してみても、魔女であるイデアがそこにいたということしか思いつきません。 白いSeeDを恐れるアルティミシアが、わざわざSeeDを作ったイデアの家に繋ぎとめるでしょうか。 アルティミシアはそのイデアの家で、誰かを待っていたのではないか。 スコールです。 劇中でリノアはイデアの家にて、自分が魔女になって訳が解らなくなって暴れたら、スコールなら倒してくれるよね。と、スコールに倒されたいというふうなことを言っています。 訳が解らなくなる前に、スコールを導くために"約束の場所"であるイデアの家へ城を繋ぎとめたのではないか。 異様なまでに巨大な鎖にも頷けます。 そしてスコールではない、白いSeeDを恐れ続けた。 コスチュームからしてもスコールは黒ですしね。 眠れる獅子というキャッチコピーのスコールを思わせるような絵画(庭園に眠る使者)が城内に飾られているのも、その絵の名前がないのも、全て意識のあるうちのリノアが、いずれ自分が完全にアルティミシアになり訳が解らなくなってしまったときに、スコールを忘れてしまわないように絵を飾り、そしてアルティミシアにその存在を悟られないように名前を消したのかもしれません。 いつか自分が"アルティミシア"という悪い夢から解放される可能性を信じて。 スコールを隠喩するものを城に隠したのかもしれません。
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