220人が本棚に入れています
本棚に追加
その力の全てを使った、リノアの最期の願い。
約束の場所でスコールと会うこと。
時間圧縮が解放される中、スコールは戻る場所を間違えてしまった。
時間圧縮が元に戻るときに大切な者のことを想えばいいという作戦。
当然、スコールはリノアを想います。
だからこそ戦いを追えたスコールはアルティミシアが赴いた場所、過去のイデアの家へと向かってしまった。
何故ならそれはリノアだから。
リノアを想えば想うほど、アルティミシアを想ってしまう。
エンディングの中で、リノアの顔が思い出せなくなり、アルティミシアばかりが頭をよぎってしまっていたのはそのためでしょう。
スコールはリノアとの出会いを振り返る中、イデアと出会ったパレードを思い出します。
あのイデアはアルティミシアであり、リノアでもある。
そこでスコールは気付き、アルティミシアがリノアであることを受け入れる。
そしてその後のシーンからはリノアの顔が思い出せるように。
スコールはリノアと、約束の場所で再会することに。
アルティミシアが消滅し、リノアの場所を特定できるようになったからか、それともアルティミシアから解放された未来のリノアが彼を導いたのか。
それはオープニングのムービーに隠されています。
オープニングにてリノアは約束の場所でスコールを待っています。
なんか英語の文字が出てますが、あれは約束をしたときの二人の会話なんですね。
イデアの家での「俺、ここにいるから」「いるから、なに?」というあのやりとりが英語で表現されています。
オープニングにて、リノアの手から飛び出した白い羽根(魔女の力)が、エンディングではスコールのもとに届き、リノアが現れる。
エンディングでは、倒れているスコールのもとにリノアは歩いてきますが、オープニングでは違います。
黒の羽根に包まれたリノアは、それを打ち破るように中から飛び出してくるのです。
スコールと再会することこそが、アルティミシアからの解放だということかもしるません。
しかも、その表情。時間圧縮の恐怖に怯え、やっとスコールを見つけられたという安堵の表情というよりは、アルティミシアだったリノアが彼に募らせていた愛情を取り戻せた、彼を愛おしいと想う最期の表情ではないかと思ってしまいます。
最初のコメントを投稿しよう!