2人の少年

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……窓から入る太陽の光に照らされ、目を開ける。 時計を見ると針は7時を刺している。 ベットから体を起こすと軽く伸びをし、立ち上がる。 外に出ると近くにある井戸に歩み寄り、水をくんで顔にかける。 閉じかかった目は冷やされたせいか完全に見開く。 「つめてぇ~~」 ブルッと震えながら呟く。 彼の名はソルス・ナーガ。 髪は綺麗な金色の短髪でピンっと逆立っている。 身長は174cm、体重は54kgで歳は17。護衛などの仕事がメインの下級兵士。 「だりぃ。ねむてぇぇ。」 愚痴をこぼしながらも鎧に着替える。すると…… コンコンッ ドアのノック音が聞こえてくる。 「ど~ぞ。」 なんともダルそうな声で言うと、一人の鎧を来ていて後ろに長い槍を担いだ青年が入ってくる。 「ちゃんと起きてるな♪」 入って来た青年が呟くと、 「当たり前よ。俺を誰だと思っている。ジン。」 剣をからいながら呟く。 「決まってる!!お子様だろ??」 ジンと呼ばれる青年が言うと、 「殺す!!!!!!」 剣を抜くソルス。 「お前に、この俺〝ジン・ソウガス〟を倒せるのか??」 ニヤニヤ笑いながら呟くジン。 「こぉのぉヤロォォォ!!」 ブチギレモード突入!! 振り下ろされる剣を避けソルスを蹴り倒す。 「バーカ!!お前と遊んでいる暇はない!!いくぞ!!」 そう言い部屋から出るジン。 慌てて後を追うソルス。 2人は兵士が集まる城に向かった。
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