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~2人が歩く事15分~
大きな城の前にいた。
「いきますか♪♪」
明るく言うジンにうなずくソルス。
2人は城門をくぐり、中に入っていく。
中には兵士が沢山集まっておりゴチャゴチャしている。
2人は兵士達の隙間を慣れたように歩いていく。
やがて一つの列の前にいる男性の元へたどり着く。
「ソルス・ナーガとジン・ソウガス、ただ今到着しました。」
そう言い敬礼する2人。
「よし。間に合ったな。早く並べ。」
男性は持っている紙にペンを、はしらせながら呟く。
2人はまた敬礼し、列に並ぶ。
ソルスが並んだのは下級兵士の斬撃第1部隊。
ジンが並んだのは下級兵士の槍撃第1部隊。
この城では強さは〝下級〟〝中級〟〝上級〟〝最上級〟で別れている。
そして三つの部隊で別れている。
まずは剣を使い、接近戦を得意とする、〝斬撃部隊〟。
槍を使い、後方支援を行う、〝槍撃部隊〟。
銃を使い、遠くから援護する〝銃撃部隊〟
そして部隊は10に別れている。ソルスとジンはそれぞれの第一部隊所属。
隊の列に並んで約5分。
城の中から1人の男が出てくる。
「静かに!!」
騒いでいる兵士に一喝する男性。
静かになり、男に目をやる兵士達。
「商人達から荷物を運ぶため、護衛を頼まれた。斬撃第一部隊と槍撃第一部隊、銃撃第一部隊は護衛に向かってくれ。」
男はそう言うと、城の中に入っていった。
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