2人の少年

3/4
前へ
/416ページ
次へ
~2人が歩く事15分~ 大きな城の前にいた。 「いきますか♪♪」 明るく言うジンにうなずくソルス。 2人は城門をくぐり、中に入っていく。 中には兵士が沢山集まっておりゴチャゴチャしている。 2人は兵士達の隙間を慣れたように歩いていく。 やがて一つの列の前にいる男性の元へたどり着く。 「ソルス・ナーガとジン・ソウガス、ただ今到着しました。」 そう言い敬礼する2人。 「よし。間に合ったな。早く並べ。」 男性は持っている紙にペンを、はしらせながら呟く。 2人はまた敬礼し、列に並ぶ。 ソルスが並んだのは下級兵士の斬撃第1部隊。 ジンが並んだのは下級兵士の槍撃第1部隊。 この城では強さは〝下級〟〝中級〟〝上級〟〝最上級〟で別れている。 そして三つの部隊で別れている。 まずは剣を使い、接近戦を得意とする、〝斬撃部隊〟。 槍を使い、後方支援を行う、〝槍撃部隊〟。 銃を使い、遠くから援護する〝銃撃部隊〟 そして部隊は10に別れている。ソルスとジンはそれぞれの第一部隊所属。 隊の列に並んで約5分。 城の中から1人の男が出てくる。 「静かに!!」 騒いでいる兵士に一喝する男性。 静かになり、男に目をやる兵士達。 「商人達から荷物を運ぶため、護衛を頼まれた。斬撃第一部隊と槍撃第一部隊、銃撃第一部隊は護衛に向かってくれ。」 男はそう言うと、城の中に入っていった。
/416ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1457人が本棚に入れています
本棚に追加