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バイトを終えて、家に帰り、いつものように携帯を片手に悶々としていると、キミからの着信。
「今、大丈夫?」
嬉しい反面戸惑いを隠せなくて、声が裏返ってしまった。
「平気だよ。どうしたん?」
「あのさ、来週の日曜はバイトないから暇だよね?観たい映画があるの。」
「人をバイト以外予定がない暇人みたいな言い方するなよ。まぁたまたま暇だけど…」
「じゃあ決まりね!一時に駅前のコンビニで。」
一方的に用件を伝えると、キミは勝手に電話を切ってしまった。
嬉しかった。
死ぬほど嬉しかった。
決めた。
先輩に飯でも奢ろう。
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