独り

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やっぱり俺は、人を愛せないことに気付いた。 それからは人と距離を置いていた。 二年たった今でも、キミはもういないってことに実感が無かった。 玄関を開けたらキミがいる気がして。 急ぎ足で家に帰る。 いる筈ないのはわかってるから、別に驚かないけど。 一日の溜りに溜まった愚痴。 くだらない笑い話。 それをキミに話そうとして、キミはもういないって思い出す。
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