29人が本棚に入れています
本棚に追加
写真には良子と変わらないくらい太めな女の子が写っていた。
彼女の顔にもニキビがいっぱいだ。
(ていうかこの娘、誰かな?)
ハル「わかる?」
(わかる?って何が?)
良子の頭の中は【?】でいっぱいだった。
良「わかる?って全然わかんないかも。汗」
春菜はクスクス笑いながら写真の女の子を指差した。
ハル「これね。一年前のあたし。」
(そか。一年前のあたし。…。ん?ん?ん?何て言った?)
良「え?え?一年前の春ちゃんなの?」
ハル「やっぱりわかんないよね?苦笑」
良「だって…だって全然違うよ。…あ。何かごめん。汗」
ハル「そう。全然違うあたしを見せようって思ったのよ。苦笑」
(何でだろう。何であたしに見せたのかな?普通は隠しておきたいと思うのに…。)
良「何で?」
良「何で見せてくれたの?」
ハル「良子は変わりたいって思わない?」
最初のコメントを投稿しよう!