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人と馬に絆があることを教えてくれた馬 快速馬「キーストン」 昭和三十七年三月十五日北海道浦河で快速馬の血を受け生まれた。   小柄ながらも競走馬として逞しく育った。 デビュー戦から5戦全勝。その後も勝ち続けたが菊2着SS十四着。と完敗。   四十年東京優駿日本ダービー。雨、距離特性からキーストンは勝ち目がないと思われた。 スタートと同時にキーストンは果敢に逃げた。逃げた。逃げた。翔ばしすぎの声もあったがそれでも加速し差を開く。最後の直線後続の波が押し寄せる。しかしキーストンは泥を駆け上げながら圧勝で逃げ切った。   それからキーストンはいくつものレースを勝っていった。
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