私が取り残された遠くの場所でリアル

3/3
前へ
/24ページ
次へ
朝になると起こされ、一緒に外に出る。 ゆうは仕事。私は500円玉だけ渡され、放置。 ゆうが帰ってくる夜まで500円で暇つぶし。 ゚ ゙ その日は寒くてゆうがスカジャンをかしてくれた。 ゚ ゙ その日私は携帯をゆうの家に忘れ、ゆうが帰ってくるまで駅でまつことにした。 ゙ ゙ 遠くに出るらしく、電車のっていくのを見送ったから。 帰ってくる時間までずっと駅にいた。 ゚ ゚ だけど、6時になっても帰ってこない。 「家帰ったのかな」 ゚ 20分かけてゆうの家に戻ると、電車で出かけたはずのゆうの原付がない。 ゚ 「出かけたのかな」 ゚ また駅にもどり、30分まつ。 またゆうの家に行くが、原付はない。 ゚ ゚ 私はゆうのマンションの入り口でしゃがんでまってた。 ゚ ゚ すでに外は暗かった。 雨は降ってるし、ゆうがスカジャンを大切にしてたから濡らしちゃいけないと着ないでもってた。 ゚ ゚ するとゆうの母親がきて、 「今ゆうから連絡があって用事があるらしいから部屋でまってなね」 ゙ 部屋につくなり私は携帯をひらいた。 ゆうから℡もメールもない。 昨日は朝から帰るまで永遠にメールしてきたのに。 ゚ ゚ 私はそのままゆうのいえを出た。 ゙ 雨は止んでいて寒い。 手がかじかんで、仕方なく憲太郎にメール。 迎えにきてもらうことにした。 ゚ ゙ 私は携帯にはいってるX JAPANの曲とかHIDEの曲を最大音量にしながら歌った。 ゚ ゚ 公園の入り口だが、仕事帰りの人たちが通るたびに私をみる。 ゙ ゚ 私は気にもしないで歌った。 ゙ ゚ しばらくすると憲太郎がきて、私はかじかむ手をさすりつつ車に乗り込んだ。 ゚ ゚ 憲太郎はパンと飲み物をくれると、そのまま会話をしながらいえへと送ってくれた。 ゚ ゚ ゚ ゆうとはそれきり連絡をとっていない。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加