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『なっ!』
カアッと顔を赤くした
女の子達は、バタバタと
走ってどこかに
行ってしまった。
無言になったアタシ達。
『稚隼…ありがと。』
と、未来が小さく言った。
『あ、いや。でも、未来すごかったね!強くてビックリしたよ。』
と、微笑みかけると
彼女は首を振る。
『稚隼の方が強いよ。実はね、未来は稚隼のマネをしたの。稚隼だったら、こうするだろうなって。それに…稚隼の事もあの子達に馬鹿にされたから、居ても立ってもいられなくて。』
シンミリと話す彼女は
本当に違う人物の
ようであった。
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