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『稚隼は、未来の大切な幼なじみ…だから。』
と、微笑む彼女は
本当に可愛かった。
夏の日差しにも
負けないくらいの
キラキラだった。
『帰ろっか。』
と、歩き出すと
未来も頷きながら
ついてきた。
アタシの服の袖を
キュッと掴みながら
歩く彼女は、
何を思っているの
だろうか―。
そんな事を考えながら
みんなが待っている
クラスに行った。
彼女は、弱くなんてない。
いつもはただ
みんなに甘えて
いるだけで、
大切な物を守るためなら
どんな事だって
するだろう。
それ位、強い女の子だ。
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