[続]

5/15

3106人が本棚に入れています
本棚に追加
/380ページ
「おう。久しぶり。」 『ホントに…ホントにシン!?』 奈々は口元を抑えて 受話器を震える手で なんとか持っていた。 稚隼は、そんな母親の 姿を不思議そうに 見つめていた。 「……俺だよ。」 奈々からの瞳からは 涙が溢れ出してきた。 『ママ?なんで泣いてるの?』 と、稚隼は母親に かけよる。 『……ぅ~、ひっく。シンのバカァッ!今まで何やってたのよ。アホォッ。』 「…ごめん。やっとみんなに会える自分になれたんだ。みんなと会って…報告、ってか話したい。」
/380ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3106人が本棚に入れています
本棚に追加