[続]

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「…俺、日本にまた住むから。みんなは、今どうしてる?」 『大丈夫。みんなには、アタシから連絡するね。今どこにいるの?』 稚隼は、涙を流しながら それでも嬉しそうに 話す母親を不思議に 見つめ続けていた。 『…そっか。それじゃあ、来週の日曜なら落ち着いて会えるね。みんなには、アタシから連絡する。』 「…あぁ。よろしく頼むよ。」 『もうッ。ホントにずっと待ってたんだから!遅いよ。』 「…ははっ。ごめんな。あ~、マジで懐かしい声だな。会うの楽しみにしてるから。じゃあ、忙しいからまたな。」 そう言って電話は 切れてしまった。
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