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電話を置いた奈々は、
心配そうに見つめて
いる稚隼に気付いた。
『ママ?どうしたの?誰かにいじめられたの?稚隼がやっつけるよ!』
『あはは。違うのよ。嬉しかったの♪』
そう言いながら、
稚隼を抱き上げて
ギュッと抱き締めた。
『ママ、やめてよ~!稚隼は、もう子供じゃないよ!!』
『あら、ママに取ってはまだまだ可愛い子供よ?』
と、奈々は優しい
笑顔で稚隼に言う。
そして、稚隼を
下に降ろして、
『さぁ、一緒にマキお母さんの所に行きましょ。』
『うん!』
と、言った。
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