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そして、数日後―。
『『シンー!』』
感動の再開は
とある駅でだった。
みんながシンの
名前を叫びながら
彼に抱きついた。
『うわっ!みんな、久しぶりだなぁ…。』
と、懐かしそうに
微笑むシン。
みんなは半泣きだった。
だが、ただ1人だけ
シンに抱きつかなかった
男がいた。
湊だ。
みんなが感動の
抱擁を終えると、
シンから離れた。
そして、シンは
真っ直ぐに湊を見た。
『遅い。』
湊は、一言そう言った。
シンは笑う。
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