心霊写真

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ある高校に写真部がありました。 写真部で心霊写真を撮ろうということになり、夜になったら、早速、皆で幽霊がよく出るというトンネルに行きました。 明らかに異様な空気が漂っていて、「やっぱりやめようぜ!」という意見もありましたが、部長は「今更何言ってんだ!」と言い、一人で中に入って行き、仕方なく皆も部長について行きました。 部長は適当に写真撮りその日は帰りました。 3日後、写真が出来上がり、写真を見た部長は「何もも写ってねーじゃん!」と残念がってましたが、部員の一人があることに気付きました。 部員は「部長の前って誰もいなかったよな?…じゃあ、こいつ誰?」と、確かに部長の前に小学生ぐらいの男の子が後ろ向きで写っている。 皆は「やべぇ、これ幽霊だって!」と言い、その写真を部員同士で回し合いました。 1週間くらいしてある部員が「こいつって前から右目写ってたっけ?」とおかしなことを言い出しました。 取り敢えず、皆で写真を見てみると、確かに右目が写っています。 「まさか…こいつ、こっち向こうとしてるんじゃないか?」。
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