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「お前だって新しいゲームやりたいって言ってただろ!」
「離してよっ!どーせお兄だけやってまほにはやらせてくれないんでしょ!」
と涙目になりながらも抵抗するまほ
さすがにこれ以上はまずいと思ったたくは
「わかったよ、ジュース買ってやるから」
と、下手にでる。
ここで本当に帰られては困る。
たくは好奇心旺盛で普段からいばっているがそれ以上に臆病で、小学校の高学年になった今でも1人で遊びに行けないのだ。
「もういらないっ!帰る!」
ここが都会のど真ん中ならこんな2人のやりとりも騒音の1つすぎないが、ここでは3㌔先のたくの家まで声が届いてしまいそうだ。
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