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おかしい…
何かおかしい…
雨といい、信号といい
何かがおかしい…
「どうなってるの…」
少女は駆け抜ける
家の前についた
「あれ…?」
確かに家についた
ここに家があったはずなのに
「何もない…」
どうして?
少女の目から涙が零れ落ちる
その涙は雨と重なり
一層悲しそうにみえた
「私のお家…どこ…?」
いつまで経っても止まない雨
いつまで経っても変わらない信号
いつまで経っても戻らない家
いつまで経っても
ここにいる自分
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