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言葉の一語一語は、桜の花びら一枚一枚だといっていい。
一見したところ全く別の色をしているが、
しかしほんとうは全身でその花びらの色を生み出している大きな幹。
それを、その一語一語の花びらが背後に背負っているのだから。
綺麗な花びらを作れたら、幹も美しく映えるだろう。
僕も綺麗な言葉の花を咲かせ、
自分の幹、こころを美しく磨いていきたい。
そしてどんな風にも雨にも倒れないような、
強く大きい根っこを張ろうと思う。
『自分』という木に、綺麗な満開の花が咲き誇る日が来るように
この小説を通して少しずつ花を作っていこうと思う。
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