カシオとケーキ

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カシオはいつも通り 学校をサボり 欠伸をしながら公園のベンチでのんびり 「今日は天気が悪い、雨でも降りそうだ」 ベンチから立ち上がり 「腹が減ったから家に帰るか」 欠伸しながら公園から出ていく 家には誰もいないかな 鍵を開けようとした時 ん? 「鍵開いてるな」 姉貴か? カシオの両親は五年前に他界した 家にはカシオと妹と姉の三人で暮らしている 欠伸をしながらドアを開ける 「ただいま」 カシオは下を向く 靴を見ると ああ、やっぱり姉貴か と納得した 「姉貴が帰って来るのは珍しいな」 ドアを閉め 靴を脱ぐ 「さて、なんか食い物探すか」 冷蔵庫や戸棚をあさるが なにもなかった カシオはため息をつき 「なんか買うか」 玄関に戻ろうとした時 「カシオ?」 呼び掛ける声がした 姉貴だ 「なに?」 「何処行くの?」 カシオはめんどくさそうに答える 「外」 「そうじゃなくて…」 「食い物調達」 「ああ、そう」 「もういいか?いくぞ?」 カシオはそういい家から出た 「あ…」 家から出てカシオは気付いた 「財布忘れた」
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