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今日は休日
天気も晴天
部屋のカーテン越しから光がさしこむ
光のせいか
カシオは目が開く
さしこむ光を鬱陶しそうに
カシオは起き上がり
カーテンを閉めた
再び眠りにつこうとベッドにダイビング
数時間後
先ほどから体が重かった
金縛りか
いや、これは
カシオは目を開き
「重いからどいてくれ」
上に誰が乗っかっているのはすぐにわかった
妹だ
「シュウキ、どいてくれ」
妹の名前はシュウキ
漢字にすると秋喜
ちなみにカシオは
夏潮と書く
カシオの言うことなど無視し
ずっと乗っかっている
「頼むどいてくれ」
とりあえず寝たい
カシオは体を揺らす
「兄ちゃん、あのね」
「なんだよ、さっさとどいてくれ」
カシオは口をパクパクさせ体を揺らしながら
「今日はどこにも行かないぞ」
何処かに連れてってそうだったから先回りしてそう答えた
「えー…けちー」
シュウキは上下に揺れる
「ど い て く れ」
「何処か連れてって」
「寝させてくれ」
「兄ちゃんお願いー」
「先週も先々週も先々々週も連れてった」
「今日もー」
結局またこうなるのか
と
カシオは眠たそうにしながら睡眠は諦めた
「わかったよ…」
「本当?やったー」
妹は跳び跳ねた
「重い死ぬやめろ」
カシオはため息をついた
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