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カシオは気がつくと
花畑に居た
色とりどりの花が沢山あった
近くには綺麗な湖がある
カシオは湖が気になった
なぜなら
湖に人が一人いるようにみえる
「誰だ?」
見覚えがあるようにみえた
あの後ろ姿は
以前みたことがある
カシオは更に湖に近づいた
どうやら女の子らしい
少女は立ち上がり
こっちを振り向こうとした
その時
「兄ちゃん!」
って声がした
カシオの目が開いた
「夢か…」
カシオは体を起こす
「来たよ」
「そうか、ありがとう」
首をパキパキ鳴らし
欠伸をする
夢の続きが気になったがまあいいか
カシオは妹の方を見た
いや、違う
この馬鹿と一緒にしては夢の少女に失礼だ
カシオはうんうんと頷いた
「何?」
シュウキはカシオが頷いたのが気になった
「別に」
「気になる」
シュウキは睨み付ける
カシオは面倒くさそうに
「お前が夢に出てきただけだ」
と嘘をついた
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