暇過ぎる事は罪

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「すいません。明日歯医者なんで」 俺は適当に流して携帯を手にとった。 「………拒否権は無いんだなぁこれが。つーことで」 俺が110の最後の0を押そうとした瞬間 ズンッ!! 「ひゅっ!」 こ…こいつ、ボディーブローをマジ当てしやがった。 つぅかマンガとかでボディーブロー喰らうとグワーとか言うけどないな。無理無理。空気吸うのが精一杯。 これ豆知識ね。 「すぐ終わるよ。…ふふ」 そう言うとうずくまる俺の背後に回り… グギギギギ! チ、チョークスリーパー! ちゃんと足で俺の胴体をホールドしてやがる! 「ちなみにこれはただの転送術だから。 安心してね☆」 ね☆、じゃねーよ グギギギギ… 薄れゆく意識の中で俺はこう思った。 どこからどう見ても完全に殺人です。 本当にありがとうございました
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