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「んん~~?私お酒なんて飲んでなぁ~~い!
明日は日曜日なんだし~~まだまだぁ~~!」
劉吾はダメだこりゃといった顔で黙ってタクシーを呼んだ。
劉吾
「克哉先輩。すみません。こいつ送ったらまた戻りますから」
克哉
「早紀ちゃんが居ないのは寂しいけどあれじゃなぁ(苦笑)
誰が飲ませたんだか。
こっちは良いからちゃんと看病してやれよ。彼氏だろ?」
劉吾
「いやあれは愛莉香を追い払う口実で……!」
克哉
「んなわけないだろ。
お前の顔、明らかに他の女の子と接する時と違うぞ。
ま、そのうち気付くだろうがな」
劉吾
「あはは。先輩の気のせいですよ。
とりあえず失礼します」
劉吾と早紀を乗せたタクシーを遠くで風香が切なそうに見つめていた。
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