1452人が本棚に入れています
本棚に追加
/246ページ
マンションにたどり着いてタクシーを降りようとしたら……
劉吾
「寝てるし!」
仕方なく早紀を抱き抱えてタクシーを降りた。
(か…軽い!
女の子って軽くて何だか壊れそうだな)
初めて女の子を抱き上げた劉吾は何だか不思議な感覚に囚われた。
が、そのまま部屋に連れて行く。
早紀の部屋にはベッドが無いので劉吾のベッドに寝かせた。
薄茶の髪を飾るスパンコールが薄明かりの中で光る。
劉吾の心の中で言い知れぬ感情が湧き上がるのを感じた。
ヤバイ………!
劉吾は逃げるようにソファで毛布にくるまった。
(しっかりしろ!俺!)
劉吾は何度も呟きながら、いつの間にか眠りについていた……
最初のコメントを投稿しよう!