いきさつ

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私は中3。     収入もないしアパートの家賃はすぐに払えなくなった。もう夜逃げしか無かった。     母 「早紀…… おばあちゃんちに行きましょう」   父 「早紀はおばあちゃんちから高校へ行きなさい‼ 俺は嫁の実家に世話になるほど落ちぶれちゃいない‼ 公園で寝た方がマシだ」   「‼……… 私元々高校行く気無かったし、お父ちゃんと離れたくない‼ 私は残る‼」   気がついたらそう叫んでいた。   だって お父ちゃん一人で公園に置いといたら、自殺しちゃいそうな気がしたから。   お母ちゃんは悲しそうに一人で実家に帰った。 だから私は今ここにいる。  
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