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そもそも、
僕と春華はどうして出掛けたかと言うと、
「はぁーるか!!いつまで寝てるのッッ!もうお昼だよ。」
勘太郎は、いつもの様に春華をおこしにいく。
「ぁあ・・・・・?」
春華はかなりの低血圧だ。
今日も今日とて、起きるのはお昼。
「春華ってばぁ!!」
ばんっ
勘太郎は力一杯春華の部屋の襖を開けた。
それが出掛ける原因で――――。
ぱりーん。
渇いた硝子が割れた音だけが、勘太郎達の間を通り抜ける。
そう、勘太郎はやってしまったのだ。
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