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「はにゃにゃーっと♪」
夕日の中、
仲良く手を繋いで歩く陰があった。
それは仲良しの幼い子供達ではなく、
いい大人二人だった。(しかも男。)
「スギノ様、その変な歌止めて下さいよ。」
「ん?変な歌じゃねぇぞ!むーちゃんはいい歌だって言ってたし。」
(果たしてそれは歌なのだろうか・・・。)
「スギノ様・・・・今は僕とデートしてるんでしょ?じゃあ他の人の話はしないでよ・・・・・。」(ピトッッ)
「ッッ!?」
勘太郎先生は得意の上目使い+甘い声+ウサみみ(オーラみたいなの。)
で、スギノ様に腕を絡めた。
「スギノ様・・・お腹空いたよ?」
そして、留目の催促。
「へ!?あ・・・・・ああ!俺が行いとこ連れてってやるよ!!はは・・・・あはははは」
スギノ様は顔を真っ赤にして、手足を同時に出すというベタな歩き方で歩いていき、
勘太郎先生はその後ろを黒い笑顔で着いていったのだった。
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