闇ニ渦巻ク憎悪

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闇ノ中デ私ハ覚悟スル モウ後戻リハ出来ナイ 頭の中に流れる音の無いBGMの中でその闇は決意する… 胸に抱いた憎悪に身を任せて… アイツガ悪インダアイツサエ居ナケレバ その闇の体はこの世の全ての憎悪を主張する様な漆黒の赤に染まっている… 外では慌ただしく人の声がする。 少しの沈黙の後部屋がノックされ、同時に怒鳴り声が聞こえる。 「相沢ぁ~!居るんだろ!?」 しばらくしてからまたノックが聞こえる。 「早く出てこいや!!…出て来ないんなら…」 「コロスよ」 男は静かに言い放ちドアノブを拳銃で撃ち放つ。 相沢は覚悟してバックに入っている、重量感がある鉄の塊に手を伸ばす。 「殺される位なら…俺が…俺が殺ってやる」 相沢の顔は不気味な笑顔を浮かべていた… もはや人間らしさなど微塵も感じさせない。 「サア始メヨウカ…ココガスタートチテンダ…」
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