絶対ト言ウ名ノ存在

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いつも通り車の横を通る途中に開いた窓から男の話し声が聞こえてきた。 「見つかった、一週間後の0時きっかりに実行する」 由紀は意味が分からないので気にも留めないでさっさと歩きだした。 朝日が眩しい…。 また何も代わり映えのない毎日がCDのリピートみたいに繰り返すだけ…。 アパートに着くとそのままベットに沈み、死んだように眠りについた。 由紀の夢には必ず女が出てくる。 その女は満面笑みを浮かべて… そしてその笑顔は歪み跡形も無く闇に呑まれて消えてしまう。 あの日以来一度だってこの夢を見なかった日は無かった。 そして由紀は更に深い眠りに落ちていった…
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