駆ける狐

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その後僕は…いや…。 僕達はここ3週間機械のようにこなしてきた同じ作業をする。 その日の夜僕は久々に安堵のため息をつく。 警備員は現れなかったのだ。 これでこの秋田の田舎にある銀行のATMは平日以外の土日は現金を回収しないとゆう事が分かった。 準備はほぼ完了したのである。 後はもう1週間確認して実行するだけだ。 僕はガッツポーズをして由紀に笑いかける。 由紀は笑った僕の顔が滑稽に映ったのか、無反応だった。 そんな由紀の顔を尻目に僕は早速相楽に連絡を入れた。
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