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玩具
ゃだょ やめて
離してょ 助けて
そんな言葉を繰り返してた。心の中で訴え続けてた。怖い怖い怖い。
言葉での支配
怒鳴られて 震えた
近付く足。雨の音が怖い
頭に乗せられる手
あごを触りたそうに近付いた手
全部怖い。
泣きそうな声で
『おなか空いた。帰りたい。寒いし…』
何度も訴えた。
でも男は
『俺が満足するまでダメだ…』
なんて、怒鳴りつける。
怖いょ ねぇ 怖い
僕はあんたの欲望を満たす玩具じゃない。
震える手をにぎりしめた
助けて
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