結婚

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翌日の土曜 朝早く彼女の家に意味もなく行った。彼女は少し驚いていたが彼女の部屋に呼ばれた。彼女の部屋は初めてで、医学の本など難しそうな本ばっかり…朝、起きるのに無理したせいか寝てしまった。ふと目を開けると、寝ている彼女の顔が目の前にあって驚いたけど彼女の寝顔は素敵だった。 何かしようとした時、彼女は目を覚ました。「大事な時に寝ちゃった」と言う彼女を見て、照れ隠しに「何か飲み物買ってくる」と言うと彼女は「行かないで、独りにさせないで、私をもっと見て!」と涙を流した。ここは普通「お前を独りになんかさせない」とか「どうした?怖い夢でも見た?」でも言うべきだろうが言えなかった。 彼女が笑顔で「嘘だよっ翔ちゃん騙されやすいんだから」と言って部屋を出たが、その笑顔には無理があった。 台所に行くと[誕生日おめでとう]と書いてある紙が貼ってあった。「今日は誰の誕生日?」と聞くと「私の」とサラッと言う。「えっ、知らなかった。プレゼント無いよ~」と言うと「私は翔ちゃんから貰ったよ」と言われた「俺…何あげた?」と聞くと「内緒」と言っていた。
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