結婚

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それから1年が経ち、会社に後輩が入ってき初めてチーフを任された。 何をして良いのか分からず、笑顔の消えた一週間だった。しかし、どう嗅ぎつけたのか彼女が「なんで独りで悩んでるの!!任された以上好きにやれば良いじゃないの!上が迷えば下は動けないし、悩み事は信頼出来る人に相談すればいいじゃない。どうして私に相談してくれないの?もっと頼ってくれないの!」と怒りながら目は泣いていた。 この時、俺の事を唯一心配してくれる彼女がいない人生に未来は無いと感じた。 そして12月の誕生日の翌日(同じ年が良かったから)プロポーズをした。彼女の「はい。」に俺は喜んだ。
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