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6月21日日曜日9時55分
光の自宅前にて
ピーンポ~ン
『は~い』
とうやら光の母親のようだ
『音門ですが、光さんいますか~?』
『あら、氷牙君ね。いらっしゃい、光ならまだ用意出来てないようだから上がって待っててちょうだい。』
『はい、分かりました』
ガチャッ
『おじゃましま~す。』
音門はドアを開けて光の母親に案内されるがままに中へ入って行き、リビングでイスに座って待つ事に
『待ってね。今お茶を用意しますから。』
そう間延びして光の母親が言うが
『いいえ、お構いなく。光の準備が出来たらすぐに行きますんで。』
一応彼は謙虚なのでこうは言うものの
『光ならまだしばらく掛かるわよ。さっき起きたばかりみたいだから。』
と言いながら紅茶を持ってきてくれた
『あっ、ありがとうございます。そうですか、やっぱり寝坊しましたか。』
なんて言いながら紅茶に砂糖を4、5杯入れていた。砂糖には謙虚さは無い。なぜなら彼は無類の甘党だからだ。
『あの子もダメねっ。デートの日に寝坊するなんて。』
『別に俺は構わないっすがね。』
『あら、氷牙君は優しいのね。いっそ光を嫁に貰ってもらおうかしら。』
『アハハ…』
なんて、光の母親と会話を交わして、紅茶を飲みながら15分程して光がやっと用意ができたのか二階から降りてきた
『ごっめ~ん。やっぱ寝坊しちった。ァハハ…』
『まぁ、いいさ。予想の範囲内だから。さぁ、行くか。おじゃましました~。』
『氷ちゃんそれヒドいょ。愛が無いよ…』
『そんな事はないっ!これも一種の表現方法。』
と会話をしながら彼らは目的地に向かった
目的地と言ってもここら辺には中規模のショッピングモールしかないが…。
なんて思ってるそばから着いてしまったようだ。
着くともう11時に近い頃だった。
『さて、着いたがどうします?どこ行く?』
音門は受け身だからいつもこうだ。
『じゃあ、まずさぁ。もう少しで半年くるから何か記念にお揃いの物が欲しいかな!?ねっねっ』
いつもは光も受け身なんだが今日はちょっと違っていた
『ん~、あぁいいが何がとか決まってるのか?』
『いや、まだ。エヘヘ…。』
『やっぱりね。アクセ系とかはどうだ?』
『いいねっ。早速行こ~。』
光は彼の提案に笑顔で答えた。
そして彼らはアクセショップへ行くことになった。
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